夏が過ぎ 風あざみ
誰のあこがれに彷徨う
青空に残された 私の心は夏模様
<井上 陽水/少年時代>
さて、
8月が過ぎ、とたんに平穏を取り戻した白浜の午後。
僕は日ごろの気がかり事、部屋の片付けをしました。懐かしい音楽をかけながら。
日ごろ店で聞いているジャズ盤はなんとなくパス。 ごそごそ懐かしいCDを掘り出していると1枚のCDを発見したのです。
ザ・フー。言わずと知れた往年のロックグループ。
約15年程前、当時あまりロックなんて聴いたことがなかった僕が、ある友人の影響で聞きはじめたのでした。その人の名前は「ゆきと君」。
当時の職場の1つ先輩だった彼。たくさんのスタッフの中でも特に仲良くさせてもらっていた人でした。どこか翳があり世間一般的には「無口」な人で通っていました。 しかし、ひとたび火がつくと誰よりもひょうきんな一面があったり、無敵の悪ふざけ王であった僕のライバル的存在でもありました。
イエローのロードスターにゆきと君と僕。幾度となく龍神のワインディングロードを音楽全開♪で楽しんだものでした。
僕: 「あっこの曲なんて言う曲??」
って聞くと決まって
ゆきと君: 「CDあげる!(即答)」
僕: 「ハッ???」
ゆきと君: 「ぼくは又同じの買うから大丈夫!!」
僕: 「え~~~。あかんあかん。かまんよ。しかも曲名聞いただけやし・・」
ゆきと君: 「いらんかったらホッタッテ(捨ててな)」
僕: 「・・・・・。」
こうして僕は当時「ゆきと君」から次々と約60枚ほどのCDを貸して(くれた)もらったのでした。
その2につづく・・・・
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